悪戦苦闘で得る力
わからないときは質問することも大事です。
粘って時間をロスするより先へ進むことも必要です。
しかしただ質問してもダメです。
「これはわかるけど、なぜこの部分がこうなるかわからない」
のように質問が具体的だとある程度考えていることがわかります。
「これなんて意味」「全然わかんない」という
丸投げ気味の質問が多い人は深く考えず、教わることで伸びると誤解しがちです。
(一緒にゴールまで連れて行ってもらっても一人ではたどりつけません)
質問の後できちんと復習するならまだ良いのですが、
何でもすぐ聞いてしまう人は復習しないことが多いのです。
とりあえず解決はしているのでそれで満足してしまいます。
すぐ教えてもらうことが当たり前になると自力で解決するのが億劫になります。
(極端なたとえをすると手を伸ばせば取れるリモコンすら人に取ってもらおうとする)
考えることが苦手な人からすると、
そのリモコンを取ってもらうのが良いことだと思うかもしれません。
しかし労力を惜しんだ勉強は全くと言っていいほど役に立ちません。
もし先が全く見えないトンネルがあったら入る前に入口でへたり込むとします。
それは考えないもしなければ調べもしないということです。
それではトンネルを抜けた開放感を味わうことはできません。
だから「とにかくトンネルに入ってみる」ことです。
入ってみてやっと「この後どうしようか」という段階に移れるのです。
このトンネルはちゃんと出口があり危険もありません。
(もちろんまっすぐの一本道とは限りません)
ただ自分の足でがんばって出口まで行くだけです。
どうしても出口が見つからないときは助けを呼べば良いのです。
本気で取り組めば一人で出口まで行けることが多くやる気も出ます。
ただし本当に力がつくまでは時間がかかります。
続けられるか続かないか!
それだけのことです。
続けられたら大成長します。