すぐ聞かない人は思考の習慣がある

わからないときは質問することも大事です。
粘って時間をロスするより先へ進むことが大事な場合もあります。
しかし同じ質問するにしても普段きちんと考えることができているかどうか、そこは重要です。
「これはわかるけど、なぜこの部分がこうなるかわからない」
のように質問が具体的だとある程度考えていることがわかります。
「これなんて意味」「全然わかんない」という
丸投げ気味の質問が多い人は考えることを疎かにしていてなかなか伸びません。
(テストなのに「これなんて読むの?」と聞いてくるケースもあります)
質問の後できちんと復習するならまだ良いのですが、
何でもすぐ聞いてしまう人は復習しないことが多く、一人学習も手抜きがちです。
できなかったところは「わからなかった」で終わりそれ以上のことをしません。
(わからないから調べたり考えたりするのが勉強ということがわかりません)
すぐ教えてもらうことに慣れすぎると、調べたり考えたりすることを面倒がるようになります。
極端なたとえをすると、手を伸ばせば取れるリモコンすら取らないような状況です。
勉強がとても苦手な人からすると、
そのリモコンを取ってもらうのが良いことだと思うかもしれません。
しかし自分の労力を惜しんだ勉強はほぼ役に立ちません。
「やっても無理」
「考えたけどわからない」
「教えてもらわないとできない」
こう思う人は自力で解いた快感を味わった経験が圧倒的に少ない可能性があります。
もし先が見えないトンネルがあったら入る前にあきらめ座りこんだり避けたりする、
勉強で言えばよく考えない、調べないということですが、それではトンネルを
抜けた開放感のある景色を見ることはできません。
ここで伝えたいのは「とにかくトンネルに入ってみる」ことです。
このトンネルはちゃんと出口があり危険もありません。
(もちろんまっすぐの一本道とは限りません)
ただ自分の足でがんばって出口まで行くだけです。
できる、できないは置いておいて思考したり調べたりする
アクションの絶対量を増やせば、なぜそうするのが良いかいずれわかります。
本当に出口が見つからないときは助けを呼べば良いのです。
実際は自力で出口まで行けることが多いことに気づくはずです。
「無理!」から「まあ何とかなるんじゃないか」とマインドも変化することでしょう。
ただし本当に力がつくまでは時間がかかります。
それを覚悟して根気よく続けることが大事です。
続けることができたら質問の仕方も変わるはずです。